≪外国人に張り切って日本文化を伝えようとしたら、大失敗した話。笑≫

海外からのヘルパーさん*1と常に働いている僕らは、日本の文化を知りたいとキラキラされた目で話をするヘルパーさんたちに、

「よっしゃ!!俺たちに任せとけ!」

そんな気持ちで盛り上がります。


時には、地元のお祭りに一緒に連れて行ったり、北海道の観光地を案内したり。

ただ、やはり一番文化を伝える方法で日常的にできることは、

「料理」です。


今回は、ヘルパーさんやゲストさんに気合を入れて、日本文化を伝えようとしたら大失敗したエピソードを紹介していきます。

*ヘルパースタッフとは、3食の食事と寝床を提供する代わりに、昼間の清掃業務を手伝ってくれる短期スタッフのことです。


エピソード1 炊き込みご飯の恐怖

ある日の夜。

季節は秋に近づき、夕方は少し肌寒さを感じるようになった、そんな夜だったと思います。

いつもよりゲストさんも少なく、ただ泊まってくれていたゲストさんは欧米系の人が多く、とてもフレンドリーな雰囲気でした。

夕飯前に、楽しくなってきた僕はなにを思ったか、ゲストさんたちに
 


「今日は俺が炊き込みご飯をつくる。みんなで食べよう。」


そう声を大にして宣言してしまったのです。これが恐怖の始まりでした。


たいして炊き込みご飯なんて作ったことがない僕は、具材をぶちこんで、水の代わりに醤油を入れたりすれば炊き込みご飯を完成させることができると想像していました。笑

もちろん、人に提供するご飯。勘ではできないと判断した僕は、Google先生に教えを被ることに。


野菜をカットし、必要な調味料を加え、炊飯器のスイッチをONに。

振り返ると、このときの僕は希望に満ち溢れていたように思います。

1時間をすぎ、みんなもお腹がすき始めた様子。

「もう少しだよ~」

と笑顔の僕。


この15分後、僕は絶望の淵に追い込まれるとは…。


炊飯器の炊き込みが終了した音を聞き、僕はパーフェクトな炊き込みご飯をきたしながら蓋をあけました。

 

そこには、まだ芯の残ったお米たちが。

なんとその量、8合。笑



やばい・・・どや顔でみんなに「炊き込みご飯はね。秋になったら山菜を入れたりして食べる日本の・・・」なんて張り切って紹介したのに・・・。


「おいっ。お前はどんな困難でも今まで乗り越えてきたじゃないか」

そんな天からの声を信じ僕は、無意識に

「炊き込みご飯 芯が残った 解決策」の文字をgoogle検索に打ち込んでいました。
 

冷汗をかきながら、必死に作り直す僕。

ただ焦っているときは、ミスがミスを生む悪循環で、なべの底が焦げはじめ、炊き込みご飯は最悪の方向に向かっていきます。

もうだめだ!!!!!!!

そう感じた僕は急いで、コンビニに走り、レンジでチンするお米を買い込み、おかずとなるようなものを買い集めました。



そこからの記憶はあまりありませんが、ひたすらレンジでお米をつくる僕を見ながら、

「日本はお米もインスタントでつくるのね。すごいね」

と感心してくれていたことは覚えています。

結果的に、僕炊き込みご飯は大失敗に終わりましたが、僕を慰める雰囲気をつくりだすために、初めまして同士のゲストさんに一体感が生まれました。笑


大人数に対して、炊き込みご飯をつくるときは要注意です。


失敗しても、一生懸命さが大事

他の国から来た人と交流するときには、文化の違いや言語の違いから、思いやりがうまく伝わらないことが多々あります。

そんなときに大事なのは、一生懸命伝えようとしているか、ということではないかと思います。


炊き込みご飯を失敗した僕に1人のゲストさんが、

「俺たちのためにご飯をつくってくれようとしたことだけで充分嬉しいよ」と言ってくれました。


最初はうまくいかないことも当然あります。でも国が違えど、信頼関係を気づいていく上で大切なことは、日本人同士の交流さほど変わりはないのかもしれませんね。


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